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zoom RSS 藤桜 ― 夏 ― 第二話

<<   作成日時 : 2008/07/23 22:29   >>

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「暑いわね」
助手席のドアが開くと同時に、素っ気ない台詞が飛び込んでくる。

久し振りの再会を祝すにしては、こりゃまた随分だなあと思わないでもないが。
――こればかりは全面的に同意。

一瞬、トレードマークのヘアバンドを眺めてから、再び窓の外に目を向けた。
「ほんと、のぼせそうな暑さだよ。気温はともかく」
「湿度が凄いわよね。なんだか泳げそう」
車に乗り込んだ江利子は、やたら高そうなバッグを後部座席に放り込んだ。
おそらく兄に押し付けられた物だろう。色合いが派手目なのは、俳優をしてる兄が選んだからか。
少し前はフェンディだったので、彼女自身にブランドへの拘りは無さそうだ。

ただ、相変わらず着こなしは見事で、表情に倦怠感を残しながらもシャープな印象を伝えてくる。
涼しそうなフレアスカートに、レモンイエローのブラウス。胸元のスカーフはいざという時の日焼け防止用だろうか。
生地は薄いのに、形が綺麗に整っているのが――如何にも彼女らしい。

「もう少し、からっと晴れてもいいと思わない?」
「思うけどさ」
先日北に抜けていった台風が、湿り気をごっそり持って来てしまったから仕方がない。
まあこれも『夏』である。
「いっそ泳ぎに行く?」
「それもちょっとね」
何の準備も無しに海という気にもならないし、休日のプールは人混みで凄い状態だろう。
「それに、今から水着を買いに行くっていうのも面倒でしょう?」
「それもそうか」
聖はウインドウを閉めた。昼近くになるとエアコン無しは厳しい。いくら自然の風が好きだと言っても限度がある。
ひんやりとした空気が流れ始めてから、彼女はアクセルを踏み込んだ。

空には綿の様な雲が流れている。
遠景には入道雲になりそうな物も幾つか。夕方は一雨降るかもしれない。

「今日の門限も七時?」
「一緒にいるのが聖だって分かってるから、多少遅くなっても大丈夫だと思う」
「じゃあ、晩御飯も考えよっか」
「……まだお昼も食べてないのに?」
「どこにするかで、行き先を決めようかなってさ」
特に目的も無いから、ふらふらとドライブなんていうのも悪くない。今更ショッピングもないだろうし。
――そういう事なら。
「午後からは、海沿いを走った方がいいかな。泳がなくても潮風は味わえるよ」
「夏気分ね。それもありかも」



「それじゃあ、さ」
「?」
左手の親指が後部座席を指し示したのを見て、江利子は訝しげに眼で追った。
あるのは自分のバッグと――――?
「……聖。まさかとは思うけど」
「宜しく。私、初めての道はどうも苦手で」
「途中までくらいは分かってるのかしらね」
いやーどうだろう、などと怪しげな笑顔の白薔薇さま。

些か不安になったが――考えてみれば、先行き不安も大いに結構。
まあいいか、と納得した江利子は、後ろから道路地図を引っ張り出した。


      ◆   ◆   ◆


轟音。


遙か上空から落下してきた人影は、地面に激突する寸前に体を翻した。
巨体に似合わぬ俊敏さを見せる、筋骨逞しい青髪の偉丈夫。

ズドン、と身体の芯に響くような音を残し、彼は大地を蹴って舞い上がる。

「何!?」
予想外だったのだろう。
追撃しようと急降下してきた女性の驚愕が響く。
慌てて両腕を十字に組み合わせた瞬間、男の拳が唸りを上げてめり込んだ。
「ぐあぅっ!」
悲鳴の尾を引いて数十メートルほど弾き飛ばされながらも、直ぐに体勢を立て直す。

しかし、追って来た相手の凄まじい蹴りが、彼女を横殴りに吹き飛ばした。

「っち、このっ!」
明らかに圧されている。
しかし――その鋭い眼光は衰えず、更なる戦意を滾らせて橙色の髪を靡かせる。剥き出した犬歯に籠もる鋭い闘志。
眼前に迫った相手に対し、めきりと指を軋らせた彼女は。

強引に抜き手を放ちながら、周囲を押し潰すような咆哮を上げた。



「ふわぁ……凄いね、ギン姉」
「本当ね」
上空で激しくぶつかり合う二人を見上げながら、ギンガは同じような口調で呟いた。
盾の守護獣ザフィーラ、そしてフェイト執務官の使い魔アルフ。
普段は獣や子供姿でいる彼等だが、今は強靱な肉体と体格を余す事無く晒している。

聞いた話だと、二人は定期的にこの様な模擬戦を行っているらしい。


フェイトの実家で家事手伝いをしているアルフは、戦闘訓練の機会が限られている。
同居のリンディも強大な力の持ち主だが、質が違う上に既に現役を退いている。模擬戦を依頼するには無理があった。
もっとも。
それ以前に絶対勝てっこないし、拳を向けようのない相手だから想像したことも無いそうだが。

とにかく、そうなると同格で頼めそうな者は限られる。同系種族の使い魔となれば、最早一人しかいない。
ザフィーラとしても、人型形態での格闘訓練は望むところである。

一切手を抜かない力と力の激突が伝えるのは、畏怖すら感じさせる程の迫力と――清々しい充実感。



(楽しそうだなあ)
ちら、と横を見ると、妹のスバルも目を輝かせて見上げていた。

空間を最大限に利用した格闘戦。彼女たち姉妹は、あれほど自由自在に空を飛ぶことは出来ない。
縦の空間軸を使いこなす事が出来ないのである。
ウイングロードという土台を築いた上での空中戦は、正面突破力が高くても死角は多い。
低高度であれば長所を生かしやすいが、それでも限度がある。
(飛んでみたいと思わないでもないけど……)
思い出の中に浮かぶ亡き母の勇姿が、そんな些細な羨望を掻き消してしまう。
目標は未だ遙かに遠く、そしてそこへの道は険しい。
だから。
(私たちは『地』に足を付けて前に進む。そういう事よね)
ふらふらと足元が定まらない自分が、言える事でもないのだろうけど。


再び響く轟音。
激突する高濃度の魔力と拳が、大気全体を震わせた。結界が無ければ街中の耳目を集めている。

「二人ともほどほどにねー」
と、のん気な声を上げたのは、結界の構築主である白衣――なぜスーツ姿に白衣なのか意味不明――のシャマルである。
しかもこの陽気に冬服。汗一つ流してない秘密は白衣にあるのかも。
ギンガがこっそり服の中を窺おうとした時。

唐突に、上空の緊張感が霧散した。




「あー、負けた負けた」
さばさばとした口調と共に降りてきたのは、久々に手甲等をフル装備にしたアルフだった。
あちこちが欠けている上に服もボロボロな様子が、勝負がいかに激しかったかを物語っている。
「お疲れ様です――」
ギンガは慰労の声を掛けようとしたが、
「よっと」
「あ」
目の前の彼女は、子供姿に戻ってしまった。

アルフは基本的にこの姿を保ち、必要とする魔力を極度に抑えている。
使い魔が力を発揮する為には、大なり小なり主の魔力を必要とするからだ。
主――即ちフェイト執務官。
彼女が通常任務中であれば、アルフが全力を出したとしても問題は無い。
だが、任務中に全ての力を発揮せねばならない事態が生じた場合、僅かなりと足枷になる可能性が生じてしまう。
もちろん、主と契約を結んだ使い魔は、本来はそのデメリット以上の助力を行える。

故に、付かず離れず行動を共にするべきなのだが、
「留守番してる方が楽ってわけじゃないよなー」
「本当ですね」
にっと笑ったアルフに、ギンガはタオルを差し出した。
母と義姉、そしてその家族を己の分身が守る。
それがどれほど執務官の支えになっているかなんて、今更聞く必要も無いことだろう。

「だけど、たまには身体を動かさないと錆び付いちまうからさ」
「フェイトさん、ここ数日はデスクワークですからね」
シャマル医務官に連れられて、この海鳴市に来たのは昨日の午後。
それ以降は、夜を挟んで延々とトレーニングに明け暮れている。
近接戦闘の達人、アルフやザフィーラと手合わせ出来る機会なんて滅多に無いし、全力を見せて貰えるとなると尚更だ。
いつも任務で飛び回っている執務官が、何日も机に縛り付けられているおかげである。

「だから安心して全力を出していいってさ。明日も、あたしがみっちり相手してやるよ」
「明日?」
ギンガは空を見上げた。
まだ陽は中天には程遠い。もう少しくらいなら頑張れると思うのだが。



「みんな朝から動きっぱなしでしょ。適度に動いて適度に休む。これが訓練の基本です」
ペンを振りながら、シャマルが近寄ってくる。
その後ろでは、スバルがザフィーラに捌き方のレクチャーを受けているようだ。
「無理したって意味ないと思うの」
「じゃあ、夜までお休みって事ですか?」
ギンガは困ったように首を傾げた。
お休みと言われても、何をしていいのか分からない。
こちらの地理は不案内だし、以前もそれで迷子になったくらいである。
今回はシャマル医務官という探査のエキスパートが居るので、多少迷っても大丈夫だとは思うけど。

「そう、お休み。少しは羽を伸ばしたら?」
「でも私、この辺りはフェイトさんたちの実家しか知らないんです」
「ああ、それなら大丈夫」
満面の笑顔を浮かべる彼女。
「二人には、ちょっと付き合って欲しいのよね」
……二人?
さり気なく振り返ると、スバルと目が合った。自分と同じ――何かを言いたそうな視線。
露骨に『私、何か企んでます』という表情のシャマルを背後に、どうしようかと目で会話した後。

「分かりました。どうせ暇ですから、お付き合いします」
と、ギンガは爽やかに微笑んだ。


      ◆   ◆   ◆


「……って、何で受けちゃったのかなあ」
「多分、ギン姉のせいじゃないよ」
憔悴した声が、自分のぼやきをフォローする。


まあ確かに。
主君たる八神はやてに頼まれたのであれば、シャマル先生が買い物に燃える理由は理解できる。
嬉々とした様子も、久々にショッピングを満喫できる喜びを抑えきれなかったという事かも。
服や靴に化粧品。
名物土産に、こちら側でしか買えない調味料の数々。
付き合えと言われたものの、
「あれは無理よね」
「無理だよね」
姉妹は二人揃って溜息を吐いた。

結局、人で溢れた大型デパート入口でギブアップして、待ち合わせ場所だけ聞くことにした。
いざとなればスバルの念話があるので、以前のような心配は無い。
そうなると。
適当な場所に放り出してもらって、時間まで自由に散策するのも悪くない。
(と言うより、シャマル先生は知ってたんでしょうね)
ギンガは先程の奇妙な笑顔を思い出した。

適当な場所。

「ここがそうなの?」
「ええ。ここが」
立派な正門を見ながら、彼女はぽつりと呟く。

――――私立リリアン女学園。
以前、迷子になった時に無断で入り込んだ場所である。




「本当に、全然違う雰囲気になるのね」
中に入ってみると、記憶にある様相とは随分と異なっていた。
さほど時間は経っていないはずなのに。
以前見た桜の天蓋は、豪勢な緑に置き換わっている。陽差しを存分に浴びた、目に痛い程の深い色合い。
「緑が一杯だね」
あちこちを見回したスバルは、古風な雰囲気に珍しそうに呟いた。
「なのはさんの学校も、こういう所だったのかな?」
「多分ね。小さい頃からずっと友達と一緒にっていうのも、楽しそうかな」
「そうだね」
学内は、以前よりも更に人影が少なかった。
もしかしたら、単なる休日ではなくて長期休暇か何かかもしれない。
門は開いていたけど、一般人は立入禁止な期間だとしたら?
今回はエスコートする人がいないのだ。
(だ、大丈夫よね?)
と、今更ながら不安になったが。
二人揃ってラフなブラウス姿だから、見咎められる事は無いと思いたい。

駐車場にも行ってみたが、例の車は見当たらなかった。
それ以前に、休日の学舎に出て来る学生は限られるはず。
(当たり前ね。そうそう偶然があるわけ無いし)
暫く散策した後、ギンガは校舎の時計を眺めた。昼は過ぎているが――今から歩いて行っても、間に合うだろうか?
「スバル、お昼はどうする?」
「え? 何でもいいよ。こっちの事は良く分かんないもん」
「私も同じだけど……前に行ったお店があるの。結構歩くけど、行ってみる?」
「うん。でも、道覚えてるの?」
「多分」
あの時は車だったけど、道程はそんなに複雑じゃ無かったと思う。
分かり難そうな曲がり角も、もの凄く怖いコーナリングだったから良く覚えてるし。
それに、自分だってあれから少しはこちらの事を聞いている。
(それなりに対処出来るはず)
と、目についた自動販売機を見て、ギンガはこっそり苦笑した。



「それにしても暑いねー」
スバルは陽差しの強さに目を細めた。
歩くことは楽しい。
しかも姉妹二人でのんびりと散歩なんて。仕事が忙しいから、こういう気分になれるのはとても貴重。
ついでに言うなら、暑いのも嫌いじゃないけど。
(限度があるよね)
胸元を手で煽いでみたが、かえって暑さが増した気がする。
気温はそれほど堪えなくても、この湿度は結構厳しいものがある。何だか息苦しさまで感じてしまう。
でも。
(こういう時は、アイスがすっごく美味しいかも)
横を見ると、姉も暑さに辟易してる風ではあったが――何か物思いに耽ってる様にも見えた。
「何か考えごと?」
「ちょっとね。前に来た時のことを思い出してたの」
「そうなんだ」
話して貰った事がある。
その時に見せてくれた楽しそうな笑顔は、今でも印象に残っている。飾ってある写真も綺麗だった。
「一緒に映ってた人が、さっきの学校に通ってるんだっけ」
「ええ」
「また会えたら良かったのにね」
「そう考えて、フェイトさんが気を回してくれたんでしょうけど」
ギンガは澄ました顔で指を立てた。
「シャマル先生って、演技が下手なんだもの」



みんなの気持ちは嬉しいけど。
「ああいう出会いって、突然だからこそ素敵なんだって思わない?」
彼女は楽しそうに微笑んだ。

今歩いているこの道も。
あの時は助手席で振り回されていたから、眺める余裕なんて無かった。だから詳しくは覚えていない。
それでも、今と異なっていた事だけは確かだろう。
以前、緑が出始めたばかりだった街路樹は、こうして青々と生い茂っている。

同じ場所でも、その時々で景色は変わる。

多分、次に会えるのは遙か遠い先のこと。
その時にどんな素敵な事が起きるのか――そう考えるだけで、すごく楽しい。



「そっか……そうだよね」
スバルは嬉しそうに頷いた。
これほど優しい笑みを浮かべる姉を、久し振りに見たからである。
悩みに沈む事が無くなったわけではない。
それでも、最近は随分と明るい表情を見せてくれる。それが何よりも嬉しかった。
「あら、もうこんな時間?」
街路樹の脇に掲げられていた時計が、残り時間の少なさを伝えている。
「あんまりゆっくりだと、間に合わないかもしれないわね」
「そう? じゃあちょっと急ごうよ!」
と、スバルは走り出そうとしたのだが、


「へい、彼女! お茶しない?」

「……へ?」
不意に飛んできた軽薄極まりない声に、思わず足を止めていた。




「な、なんで?」
目を丸くしながら、慌ただしく見回してみる。
周囲には他に誰もいないから、対象が自分たちなのは間違い無い。
道の反対側に停められた黄色い小型車。その運転席の窓から、声を掛けた本人が手を振っている。

(これって、ナンパだよね?)
軽そうな優男だったらまだ分かる。親友と街に遊びに行った時に、似たような経験もあったから。
だけど。と、疑問符が次々と浮かんでくる。
どう見ても女の子を口説くような格好はしてないし、助手席には既に女性が同乗している。
それに第一。
(女の人なのに)
髪を多少短めにしてると言っても、明らかに女性である。しかも彫りの深い印象的な美人。

「ねえ、ギン姉。あれって……って、どうしたの!?」
訝しげな表情で振り返ると、姉が頭を抱えて座り込んでいた。

気分でも悪くなったのかと近寄ってみたら、
「……ふ、ふふふ」
口から漏れるのは、奇っ怪な笑い声。
「ギン姉?」
「そうよ、突然よね。突然なんだからって? ……でもこれは違うわよ違うでしょ?」
「ちょ、ちょっと!?」

「ああもう――――色々と台無しっ!」
「ひゃっ!?」
跳ね上がるように立ち上がったギンガに驚いて、彼女は大きくのけぞった。




「お。彼女、話せるじゃない」
憤然とした様子で近寄ってくる相手を、のほほんと見上げた。予想通りと言えば予想通り。
「お茶してくれるの?」
「零点以下」
せっかく期待に満ち溢れた視線を向けたのに。
世にも冷たい眼差しの美人さんは、素っ気なく言い捨てる。
「女の子を誘うにしては、センスの欠片も無い」
「えー? 今のって昔からの定番なのに。……少しくらいオマケしてよ」
と下手に出てみたが、
「却下。出直してください」
見事に失敗。腕を組んだ彼女は微動だにしない。

「むう」
聖は首を捻った。
捻ってはみたが、気の利いた言葉が浮かばないのも事実。
結局、一分近く考え込んだ後。

口から零れたのは、
「あのさ。とにかく暑いから、お茶しながらネタを考えたいんだけど」
こんな感じの、言い訳っぽい愚痴だったり。




「……あのですね」
ギンガは眩暈のする頭を抱えた。
言われた方だって、暑さが倍増したような気がしてるのに。
おかげで、何を言いたいんだか綺麗さっぱり忘れてしまった。――ええい、どうしてくれよう。

大きく。
あれこれと全部流し尽くすような、盛大な溜息を吐いてから。
楽しそうに頬杖をついた相手を、改めて見詰め直した。

以前と同じだ。底無しに軽くて、いい加減で。何を考えてるかさっぱり読めない。
だけど。
「まったく。……お変わりないみたいで、安心しました」
「それはこっちもかな。相変わらず元気そうで何より」
じっとこちらを見詰める瞳の前で、聖は照れ臭そうに頬を掻いた。
「それから、えっと。そのさ」
「はい」
「あー……」
それきり、言葉が続かないことを自覚した二人が、

「まあ、あれだ。――とにかくお茶!」
「了解です!」
と、威勢の良い声を響かせたものだから。



「なんなのこれ?」
途方に暮れたようなスバルの声は、誰にも届かなかったそうな。










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